多焦点眼内レンズ(先進医療)

単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズについて

単焦点と多焦点白内障の手術では、濁った水晶体の代わりに小さな人工の眼内レンズを目の中に挿入します。しかし、この眼内レンズには若い頃の水晶体が担っていたようなピント調節の機能がありません。

そのため、どこにピントを合わせたレンズを選択するかが手術後の見え方を決め、さらには手術後の生活の質をも左右することになります。

当院では術前の問診や検査、入念なご説明などを通して、その方のライフスタイルに最も適したレンズをご提案できるような体制で診療に取り組んでおります。

単焦点眼内レンズ

  • 遠くにピント
  • 近くにピント

健康保険が適用される眼内レンズです。ピントが1ヶ所に固定されるレンズで、簡単にいうと近くにピントを合わせたタイプと遠くにピントを合わせたタイプのどちらかを選択します。どちらのタイプも手術後にはピントの合わない距離を見るためのメガネが必要になります。

例として、手元にあるコーヒーカップと遠くの窓の外を見た場合、ピントが近くに合うレンズなら手元のコーヒーカップはよく見えますが遠くの窓の外は見づらく、遠くに合うレンズなら遠くの窓の外は見えますが手元のコーヒーカップが見づらいという見え方になります。

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズは、近くと遠くのどちらにもピントを合わせることのできるレンズです。単焦点のレンズに比べてピントの合う距離が広いので、メガネが必要な場面は格段に少なくなります。

なお、このレンズを用いた手術は健康保険の適用外ですが、先進医療の対象になっているので、民間の保険会社の先進医療特約に加入されている場合、手術費用が給付されることがあります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

多焦点眼内レンズを使用した白内障手術費用:450,000円
※診察、検査、薬剤、手術費用含む

先進医療について

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は先進医療の対象になっています。
先進医療とは一般的な水準を超える優れた最新技術として厚生労働省に認定された医療行為のことで、厚生労働省に認定された医療施設で受けることができます。

当院はこの先進医療認定施設に指定されており、多焦点眼内レンズを希望される方にも安心して手術を受けていただくことができます。また、認定施設で先進医療を受ける場合、認定外施設との違いとしてまず挙げられるのは、診察、検査、薬剤などの基礎的な医療行為に健康保険が適用されることです。それにより、患者様のご負担が軽減されます。

さらに、民間の保険会社の先進医療特約に加入されている場合、手術費用が給付されることがあります。詳しくは、先進医療認定施設と認定外施設との比較をまとめた下表をご覧ください。

当院(認定施設)の費用 認定外施設の費用
診察 健康保険適用 全額自己負担
検査 健康保険適用 全額自己負担
薬剤 健康保険適用 全額自己負担
手術 全額自己負担
(※先進医療特約の給付対象)
 全額自己負担

※先進医療の手術は先進医療認定施設で受けた場合のみ、手術費用が民間の保険会社の先進医療特約の給付対象になります。詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。

世界で1枚の専用眼内レンズ「LENTIS(レンティス)」について

レンティスLENTIS(レンティス)は、ドイツのOculentis(オキュレンティス)社が開発した最新の高性能多焦点眼内レンズです。完全オーダーメイド制で一人ひとりの目に合わせて作られるので、ご自分の目に最も適した専用の眼内レンズが出来上がります。

「遠く」「中間」「近く」の3ヶ所にピントを合わせられることに加えて、必要に応じて乱視の矯正にも対応可能なので、手術後にメガネを全く必要としなくなる方も少なくありません。また、従来の多焦点眼内レンズに比べて見え方がシャープで、光のまぶしさ(グレア現象)やにじみ(ハロー現象)を感じる場面が少ないといわれています。

ただし、海外にオーダーしての作成となるので、レンズが手もとに届くまでに6週間程度の時間を要します。また、LENTIS(レンティス)を用いた白内障の手術は先進医療の対象になっていないので、手術費用はもちろん、手術前および手術後に行われる診察、検査、薬剤といった全ての費用が全額自己負担となります。

レンティスを使用した白内障手術費用:500,000円
※診察、検査、薬剤、手術費用含む

見え方まとめ

正常な見え方、白内障の見え方、単焦点眼内レンズの見え方、多焦点眼内レンズの見え方を比較できます。見比べてみてください。

白内障の手術を受けていただく患者様に手術後できるだけ快適な生活を送っていただくために、最適な眼内レンズをご提案できるようにスタッフ一同取り組んでまいります。お気軽にご相談ください。

手術前(参照:白内障の見え方)

白内障の症状が進むと、見え方が主に上記のように変化します。

  • 物がぼやけて見える
  • 視界が白っぽくかすむ
  • 光をまぶしく感じる

手術後(参照:単焦点眼内レンズ(遠く)・多焦点眼内レンズ)

「近く」にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合、裸眼での見え方は上記のように変化します。この場合、遠くをはっきり見るためにはメガネが必要になります。

  • 手元のリモコンの数字・携帯電話の画面はよく見える
  • 遠くのテレビや自動車運転時はぼやけて見えにくい(メガネが必要)

「遠く」にピントを合わせた単焦点眼内レンズの場合、裸眼での見え方は上記のように変化します。この場合、近くをはっきり見るためにはメガネが必要になります。

  • 手元のリモコンの数字・携帯電話の画面はぼやけて読みにくい(メガネが必要)
  • 遠くのテレビや自動車運転時はよく見える

多焦点眼内レンズの場合、裸眼での見え方は上記のように変化します。この場合、ピントが「近く」と「遠く」の両方に合うので、メガネに頼る場面は格段に少なくなります。

  • 手元のリモコン・携帯電話の画面の数字もよく読める
  • 遠くのテレビや自動車運転時はもよく見える

グレア・ハローについて


白内障の手術後は、強い光の光源を見たときに、まぶしく感じる(グレア)、光のの周りが輪がかかって見える(ハロー)することがあります。個人差があると思いますが、手術後徐々に慣れてくるといわれております。

TEL:046-236-5830午前 9:00~12:00 / 午後 15:00~17:00
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