網膜色素変性症

網膜色素変性症

網膜色素変性症は、先天性(ほとんどは遺伝性)、進行性の網膜疾患群で日本にも3万~4万人の患者がいるといわれています。夜盲(とり目:暗いところで見にくい)、視野が狭くなる、視力低下などが主な症状です。

網膜には、光を感じる(物を見る)視細胞があり、これには①錐体(すいたい)、②杆体(かんたい)の2種類があります。①は網膜の中心部に多く存在し、明るいところで文字を識別したり、色を感じたりする力があります。②は網膜の周辺部に多く存在し、暗いところで物を見る働きをします。初期には②が犯されるため、暗いところで目が見えにくくなり(夜盲:とり目)、視野は周辺部から中心に向かって次第に狭くなっていきます。

思春期頃から夜盲がある場合が多いのですが、50歳過ぎまで気付かれないこともあり、進行速度には大きな個人差があります。自覚症状発現後50年くらい経つと、2割が0.6、2割が0.2から0.5、残りの6割は0.1以下の矯正視力になるといわれています。症状に心当たりがあり、血のつながった身内にも同じような方がいらっしゃったら、一度眼科専門医を受診することをお勧めします。

治療方法について

網膜色素変性症には、現在有効な治療方法は見つかっていません。アダプチノ-ルという薬の内服治療などが行われていますが、確実に進行を止めることは難しいようです。さまざまな疾病で視機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態をローヴィジョンと言います。ローヴィジョンになっても、社会生活に適応できるように早期に診断し、様々な準備をする必要があります。

当院では、主に順天堂大学を紹介し、疾病の治療だけではなく遺伝相談、遮光眼鏡、拡大読書器などの補助具の紹介、職業訓練の相談等を行い、社会生活を送るためのお手伝いをしています。

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